ロータリーソング

会長アドレス

普賢岳噴火、鹿児島８６水害、北海道東方沖地震、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、北海道十勝沖地震、東日本大震災、熊本地震･･･････
過去30年日本を襲った災害は、その大きさにもかかわらず簡単には、思い出せないほどの数に上ります。人的なもの、自然の力によるもの、局地的なものから広域にわたるものまでその被害は想像を絶するものです。たくさんの資産が失われ信じられないくらい多くの尊い命が奪い去られ今も多くの人が苦しんでいます。

そして今、武漢から拡大の始まったウイルス感染は、世界中に広がり先進国の経済を大きく後退させ、発展途上国では地域の滅亡を予想しなければならないほどの被害を広げ続けています。
日本は、数々の災害のたびに大半の国民が秩序正しくパニックも暴動も起こすことなく国民自身が協力し合って乗り越えようとしてきました。私たちは、ある種それを誇りとしていた部分もあったのではないでしょうか。少なくとも私はそう思ってきました。そして自分自身もそうあり続けたいと思っているつもりでした。

卒業・進学時期であるにもかかわらず政府が意を決して出した休校処置依頼、卒業式ができなかった子供たち、中には本当に苦労して卒業までたどり着いた方もいたでしょう。そして送り出せなかった在校生たち。その後には指定地域緊急事態宣言が出されました。企業の多くは、人同士の接触機会を減らすための対策を検討実施しました。それぞれが多くの犠牲を払う覚悟が必要だったと思います。しかし、地域によっては通常より多くの観光客が集中、一気に感染を広げてしまいました。

私はというと4月初めに仕事で博多へ日帰りしました。その日の朝会で社員には、県外から来る問屋メーカーの営業との接触禁止、予定していたイベント中止を指示して居る中でのことで、社員からも「それ、社長が一番まずいですよ。」と言われました。往きの新幹線は、同じ車両に12名ほどいました。博多駅地下ホームに降りると自分ひとり、さすがに車輛が入るころには、乗客がいましたがそれでも車両には、数名がいるだけでした。二駅の間に社員の言ったことを思い出し、多少緊張しました。重要な仕事であったことは間違いなかったのですがそれでもほかにやりようはあったかもしれません。自分のわがままさを実感しました。
夕方、沖縄にいる弟からメールが入っていました。「沖縄、まずいかも････観光客の数が増えてる。」がらんとした博多駅周辺は、いったい何だったんだ？と思いました。そして2週間後の沖縄では、感染症の発症者が一気に増大しました。

今回のウイルス感染に関しては、自分を含め大変残念な気がしています。武漢市を都市封鎖、自国内への爆発的な感染を抑制した中国共産党政府のように強権的に行わなければ、感染者の急増は止められないのかもしれないと思ってしまったからです。

自然の力の前に無力なことを思い知らされるばかりの私には、ほとんど何もないかもしれません。それでも自分の職業、個人の行動を通して感染拡大阻止のためにできることは、やっていこうと思います。一人一人の行動が周りに影響を与えます。私たちの地域の感染は、何とか抑えられています。今後も拡大しないよう私たちが手本になるよう行動したいものだと思います。

最後になりましたがあと2つお願いとお知らせがあります。
一つ目は、コロナウイルス（COVID-19）感染災害支援金寄付の件です。先日の理事会で本年のクラブ予算から寄附を行うことを承認しました。活動自粛を余儀なくされこの2か月間、奉仕活動への積極的な参加ができない状況にあってすぐにも必要とされる奉仕活動として有意義であると判断したものです。繰り返しになりますが、今回の寄付は、クラブとして寄付いたしますのでメンバーの承認を得る必要があります。リアル例会で集まっていただくことができませんのでメールなどを使って皆様に承認について賛否をお伺いすることになります。ぜひご協力をお願いします。

もう一つは、例会開催に関するお知らせです。メイン会場としています、鹿児島東急レイホテルは、コロナウイルス感染の影響を受け運営自体が困難になり5月末まで閉館することになります。例会はじめ今後の対応については、理事会で検討してまいります。

本日は、第1059回目の例会となります。今回も皆さんのご意見ご感想、ご提案を事務局までお送りくださいますようお願いして会長アドレスを締めたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

幹事報告

① 例会場の東急REIホテルが、新型コロナウイルス感染症「緊急事態宣言」発令に伴い、臨時休業します。
期間は、4/25（土）～5/31（日）までです。
6/1（月）に営業再開予定となっています。
事務局は、火曜日と木曜日に出勤いたします。（予定）
急用の場合、会長または事務局の携帯に連絡を御願い致します。